「WPC:世界パーキンソン病学会議にむけてのショートフィルム」撮影を行いました〜レポート〜

ツナガルアートフェスティバル出演後、今年の7月にスペインはバルセロナで行われる「第6回世界パーキンソン病学会議2023」で流れるショートフィルム作品に参加するための撮影を行いました。

全力で踊り切ったエネルギーをそのままに、あまぎ水の文化村から程近い古い神社に皆で移動しました。

東京から撮影に来ていただいたカメラマンは、以前もPDダンスのショートフィルムを撮影していただいた泉山朗土さん。歴史のある古い神社の中で、それぞれのメンバーが一人ずつ踊りその表現を撮影しました。

『生きることへの感謝』というとても難しいイメージに対して、はじめは戸惑いのあったメンバー。「幸せいっぱいの自分を身体であらわしてみて!」というマニシアの声かけや神社の場のチカラ、そして、お互いの真剣な表現を見合うことで、それぞれのメンバーが素晴らしいダンスを魅せてくれました。美しく、素晴らしい表現、生きるチカラが詰まったショートフィルム。完成が本当に楽しみです。

メンバーの感想もステキだったのでそのままシェアさせていただきます。
みなさん、ご自身と向き合いながら、空間と呼応しながら、表現の世界にどっぷりと浸られていたようです。

ダンサーの感想

  • 表情の表現や内面を表現するのが難しかった。
  • 何も考えずに動いた。
  • 自分の人生、ライフワークで種が固かったが、最近水をすって柔らかくなり、殻を破って大輪の花を咲かせたことをイメージしながらやったら笑顔がでた。
  • 木が大好きなんです。木をみながら踊りました。
  • はじめは雑念が入っていたが、最後はのびのびとやれました。
  • 腰が痛かったがなるべく好きなダンスのこと、社交ダンスの先生のことを思い出しながら踊った。
  • 歴史のあるロケーションの中で、繋がりを感じながら踊りました。
  • 本殿の裏にどっしりと鎮座した古代の支配者らしき人物のお墓の前でどう表現したら見るものの目に伝わるか。考えている余裕はない、トップバッターとしてなんとかしなきゃ!きっとええ格好で決めたいと頭の中で思ったのかもしれません!一度ゼロにして無の心で心地よいイメージを持とうと決めたら身体がスーッと軽くなって身体が動いていく自分がとても不思議でした。もしかしてそばのお墓の主が寄り添って支えてもらったのかもしれませんね。